「中国輸入」といっても、仕入れ先や販売する商品の探し方も様々です。
なので、今のあなたの現状やどんな商品を扱いたいのか、などによって仕入先は変わってきます。
中国輸入ビジネスの仕入れ先としては、アリババやタオバオなどの中国ECサイトから仕入れる方法と、工場訪問して仕入れる方法があります。
結局、一番良い仕入先はどこなのかと疑問に思っている方も多いと思いますので、こちらでは中国輸入の仕入れ先の違いと特徴をまとめていきます。
中国輸入ビジネスでの仕入れ方法は大きく分けて以下の2つになります。
それぞれの違いや特徴は何なのかについて、ここから詳しく解説していきます。
まずは、インターネットを使って仕入れる方法について解説していきます。
中国輸入ビジネス初心者の方のほとんどは、こちらの方法で仕入れを行っている事と思います。
この方法は、中国のECサイトからあなたが商品を探し、中国輸入代行業者や現地パートナーと契約して買い付けしてもらう仕入方法です。
ECサイトというのは、日本でいうAmazonや楽天などのインターネット通販ショップの事を指します。
中国のECサイトには、大手3っつのサイトがあるのでまずはそちらをご紹介します。
中国輸入実践者の方の多くが使っているサイトは以下になります。
タオバオ(淘宝网、taobao)は、中国のECサイトの中でも70%以上の取引が行われていると言われている、中国最大のショッピングモールです。
世界的に見ても、1位、2位を争うくらいの巨大な市場で、取り扱っている商品数は10億点以上もあります。
その数は、タオバオにない商品はないと言われるほどです。
タオバオでは、アパレル商品や玩具、アクセサリーや電化製品、化粧品や雑貨など、様々なジャンルの商品が取り扱われています。
タオバオはCtoC(個人⇔個人)のやり取りなので、小ロットから仕入れが可能な点が、他のECサイトとの違いになります。
その代わり、他のECサイトで大ロットで仕入れた時よりも仕入価格が高くなります。
また、タオバオでは、一度中国の倉庫に集めて日本に配送してくれるサービスがあるので、代行業者や中国人パートナーが不要です。
使いやすさの点でも、多くの中国輸入ビジネス実践者の方が利用しているサイトと言えます。
アリババ(阿里巴巴、1688)は、タオバオに並ぶ非常に規模の大きいECサイトです。
タオバオとの大きな違いは、BtoB(企業⇔企業)の取引であることが挙げられます。
つまり、アリババの場合は工場が直接出品しているので、複数ロットでの販売が前提になっている場合が多く、タオバオよりも安く仕入れることができる傾向にあります。
もちろん、すべてがそのような商品というわけでもなく、1個、3個、10個などの小単位で購入できる商品もあります。
その場合、表示価格と仕入れ価格が変わってくる事があるので、その個数ではいくらなのか必ず確認しましょう。
もし、タオバオで良い商品を見つけた場合は、アリババにも同じ商品がある事が多いです。
なので、アリババでも検索しどちらが安く仕入れられるかなどを調べるのがおすすめです。
Tモール(天猫、Tmall)は、タオバオと同じ会社が運営しているので、つくりが非常に似ています。
特徴としては、法人が出店しているECサイト(BtoC)になっています。
7万を超える店舗数に、会員数6500万人、流通総額は8兆3325億と大規模なECサイトになっています。
Tモールでの企業出店においては、高い出店基準を設け、基準を高めることで、偽物や非正規品を排除し海外有名ブランドを積極的に出店されています。
その為、高品質、信頼、安心のブランド力を構築し、タオパオとの差別化に成功したサイトと言えます。
なので、タオバオよりも信頼性が高く、品質が良いのも特徴の一つです。
商品到着後7日以内なら、理由の有無にかかわらず、返品。交換が可能なので仕入れの際も安心ですね。
もし、タオバオと同じ価格の商品があったら、Tモールで仕入れるのがおすすめです。
中国ECサイトから仕入れる方法は、中国輸入初心者向けの仕入れ方法でした。
続いて、中国輸入ビジネス中級者向けの、中国現地に出向いて仕入れる方法について解説していきます。
これは中国側の工場に出向て直接商品を見つける方法になります。
昔は大手企業と取引するような、高品質な工場は個人や零細企業を相手にしてもらえないことも多々ありましたが、現在では大企業も自社で工場生産を行うようになったため、工場と契約がしやすくなったのです。
工場開拓仕入れについて、以下の内容を具体的に解説していきます。
中国現地に出向く場合の、有名な仕入先をご紹介します。
主な仕入先となるのは以下の3つです。
地域ごとに特徴と違いがあるので、それぞれご紹介します。
イーウー(義鳥)は、中国東部で最も大きい物流拠点です。
2002年オープンの義烏国際商貿城(福田市場)、中国小商品城、賓王市場という3つの卸し売り市場があり、1日では回り切れないほどの商品が並んでいます。
日本の100円ショップの商品のほんどは、実はこのイーウーを通過しています。
市場は大きいものの工場が少ないので、OEM商品の制作は多少難しいでしょう。
また、価格は安いものの品質が良くないことも多いので注意が必要です。
プチプチや段ボールなどの梱包用品や、アクセサリーに強いのが特徴です。
シンセン(深圳)は、中国最大の工場地区です。
工場が多いのでOEM商品の制作が比較的やりやすいと言えます。
アリババに出店しているショップが多く、安くて高品質な商品を作る工場が多い印象です。
アップル社の拠点がある場所でもあり、usb製品やスマートフォンケースなど、電化製品関連の商品に強みがあるのが特徴です。
コウシュウ(広州)は、昔から海外との交流が盛んな地域です。
シンセン同様に、工場が多いのでOEM商品の制作が比較的やりやすいと言えます。
また、安くて品質が良い商品を作る工場が多い印象です。
かばんや革製品、アパレル製品に強みがあるのが特徴です。
工場開拓仕入れのメリットとしては、品質の改善が挙げられます。
具体的には、
などが挙げられます。
また、工場開拓仕入にはデメリットもあります。
以下がデメリットと言えます。
上記のようにお金もかかってきますし、知識が必要なので、やはり中級者以上向けの仕入れ方法と言えます。
ある程度販売活動を進め、品質改良や新規商品を求めて工場に直接行くのであれば、せっかく行くのですから無駄にしてはもったいないです。
ここで、工場見学に行った際に確認したいポイントをご紹介します。
中国側の工場には、プライバシーがほとんどないので、大手に出荷している商品も普通に置いてある場合があります。
なので、自分が交渉に来ている商品が他にどんな販路があるのかが大体わかります。
名の知れた業者のパッケージが並んでいれば、品質は安心できますし、扱う商品の特徴も把握する事が出来ますね。
工場の生産能力については、直接聞いてしまって問題ありません。
自分の扱ってる商材の販売能力と照らし合わせて、どれくらいのロットをどれくらいの納期で出荷できるかについて、尋ねましょう。
あまりにも納期が遅くなると、販売機会を逃してしまう可能性があるので注意しましょう。
日本以外に、どの国に出荷しているか確認しましょう。
なぜかというと、自分たちをどのポジションで扱っているか、温度感を確認できるからです。
中国輸入ビジネスを始めたばかりの段階で、中国現地に向かい工場開拓しいれを行うのは、メリットよりもデメリットのほうが大きくなってしまうため、あまりおすすめできません。
ネットにはない商品を発見できるのが、現地工場開拓のメリットと言えますが、経験を積んでいなければどの商品が売れるのか、どれくらいだったら安単価と言えるのか、など大事なポイントが全く分かりません。
現地に行くという事はどの分の交通費もかかるわけですから、資金的な余裕も必要になってきますね。
中国へ訪れるのは、飛行機代だけでなくホテル代や滞在費、中国国内の交通費など、それなりの費用がかかります。
いくら資金に余裕があったとしても、経験のない方がいくよりはその分仕入れに回したほうが利益を生み出せるでしょう。
いずれ工場見学に行くためにも、前述したECサイト仕入から始め、仕入れや販売で経験を十分に積んだ後に、中国での現地仕入へ挑戦するのがおすすめです。
中国輸入の仕入れ先の違いと特徴について、それぞれの仕入れ先ごとに細かく解説しました。
「中国輸入の仕入れ先」といっても一口には言えず、さまざまな方法がある事をお分かりいただけたのではないでしょうか。
もちろん、今回紹介した仕入れの方法だけでなく、ここでは紹介していないECサイトや展示会など、まだまだたくさんあります。
代行業者を介した仕入れの方法もありますし、中国人パートナーを日本国内にいながら見つける事も可能です。
なので、必ずしも中国に直接いったほうがよい、というわけではなく、中国現地に赴かなくても良い商品を見つける事は可能です。
経験を積んでいけば、ある程度の段階までであれば、売り上げも伸ばすことが出来るはずです。
いきなり現地に仕入れに行ってもうまくいかないパターンがほとんどなので、まずはタオバオやアリババなどで商品を探す経験を積み、次の段階として現地でのリサーチをするのがおすすめですよ。
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