中国輸入では商品を仕入れる方法として、代行業者に依頼する方法と現地パートナーに依頼する方法があります。
代行業者は会社、現地パートナーは個人になるので、料金面を考えると個人パートナーの方が安いため、魅力を感じる方も多いでしょう。
しかし、代行業者には代行業者の良いところが、現地パートナーには現地パートナーの良いところがあります。
今回は、「中国輸入代行業者と現地パートナー結局どっちを選べばいいの?」と迷っている方に向けて、中国輸入代行業者と現地パートナーを比較してみたいと思います。
是非、参考にしてみて下さい。
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中国輸入代行業者と現地パートナーのどちらを選ぶべきか迷っている方は、それぞれのメリット・デメリットから判断してみましょう。
中国輸入における代行業者のメリットとしては、以下が挙げられます。
中国輸入代行業者は2019年時点でも50社以上存在し、数が多いです。
なので簡単に見つけることができます。
代行業者が多く見つけやすい点も、中国輸入参入者が増えている理由ですね。
どこの代行業者を使うか、という良い代行業者選びについては課題がありますが、代行業者を使えば様々な商品を仕入れられるようになるので、「仕入れる手段がなく中国輸入ができない」という事がなくなります。
中国輸入代行業者の大半は法人であるため、個人である現地パートナーに比べて信頼度が高いと言えます。
個人パートナーの場合は、音信不通になってしまったり、商品が欠品していたなどのリスクがありますが、代行業者の場合はほとんどありません。
また、日本人のスタッフがいるところがほとんどですので、サポートも万全で安心して取引が可能です。
中国輸入代行業者はどこも日本の銀行口座を用意しています。
なので、決済方法に困るという事はまずありません。
当たり前だと思う方もいるかもしれませんが、決済方法が簡単であることは、ビジネスをスムーズに進めるためにもとても大切な事です。
代行業者では、仕入れ・発送の他に検品サービスも利用することが可能です。
簡易検品であれば無料で行ってくれるので、不良品を仕入れてしまうリスクを軽減できますね。
商品によっては、念入りに検品する必要があるので、その場合は有料検品をお願いすれば細部までしっかりと検品してもらう事ができます。
手数料はかかるものの、厳重な検品体制なので不良品の発生率を抑える事が出来ますね。
中国輸入における代行業者のデメリットとしては、以下が挙げられます。
個人である現地パートナーに比べると、代行業者の場合は融通が利かないところが多いと言えます。
代行業者の場合は、既にやり方が固まっていてマニュアル化されているので、個人を要望は受け入れてくれない事がほとんどです。
融通が利かないのと同様に、多少、取引量が多くなっても基本的に値引きはしてくれないと思っておいた方が良いでしょう。
この部分の取り決めは代行業者にもよりますが、取引量が増えて来たら、コスパの悪さを感じるかもしれません。
それぞれの手数料や検品の丁寧さ、サービス内容や送料の決め方などは代行業者ごとに大きく変わってきます。
また、サポート体制やレスポンスの早さなども各代行業者によって違うので、なるべくサポート体制の万全な、レスポンスの早い代行業者を選ぶようにしましょう。
料金の安さだけで代行業者を選んでしまうと、サポートがしっかりしていなかったりと、何かと不便な面が出てくるはずです。
そうならないためにも、代行業者のホームページをしっかり確認し、サポート体制や料金を細かくチェックしてから依頼するようにしましょう。
また、ネットでの評判も確認しておくと安心ですね。
中国輸入における現地パートナーのメリットとしては、以下が挙げられます。
中国輸入における現地パートナーの最大のメリットとしては、融通が利く点が挙げられます。
中国にはビジネスに対して意欲的な人が多く、購買代行以外にもリサーチやOEM工場を探してくれたりと、かなり融通が利くと言えます。
現地パートナーは融通が利く場合がほとんどなので、価格面も交渉しやすいのがポイントです。
代行業者の料金体系は、基本的に取引金額の〇%といった係数で計算するとこがほとんどです。
ですが、現地パートナーの場合は固定給でお願いすることもできます。
取引量が増えてきたら送料も安くなるので、コスパが非常に良いのです。
中国輸入における現地パートナーのデメリットとしては、以下が挙げられます。
ある程度貿易経験がある人であればよいですが、貿易経験の少ない人は一から教えなければならないので、かなり手間が掛かります。
最初から優秀な現地パートナーが見つける事ができればよいですが、根気よく優秀な現地パートナーを探し続ける労力が必要になるでしょう。
現地パートナーはどうしても個人差があり、当たりはずれのある部分が大きいです。
急に連絡が取れなくなったり、なかなか商品を送ってくれない人も中にはいるので注意が必要ですね。
代行業者と比較すると信頼度が低いため、パートナーと信頼関係を築く必要があります。
さまざまな現地パートナーがいますが、日本の銀行口座を初めからもっている人はまずいないでしょう。
なので基本的に海外送金しなければなりません。
Paypalであれば簡単に送金できますが、為替手数料が2.9%~3.6%掛かり、さらに受取り手数料が4%近く発生してしまいます。
クレジットカードで支払える恩恵も大きいところですが、なかなか高く、送金額の調整も大変でしょう。
銀行振り込みは送金理由が貿易目的だと、現地パートナーが対外貿易権を取得していないと止められてしまいますので必ず確認しましょう。
代行業者や現地パートナーを選ぶ際のポイントがあるのでご紹介します。
日本と中国の文化の違いなどもあるので、トラブルにならないように注意しましょう。
まず、始めて中国輸入ビジネスを実践する方は、 中国人に本当に任せられるのか不安に思うでしょう。
中国人に対してなんだか「雑そう」「適当そう」といったイメージを抱きがちです。
しかし実際にやってみると分かるように、これらは全くの誤解です。
もちろん中にはマナーの悪い人もいますが、 日本語を話せて、日本人相手にビジネスを展開している中国人はまず、優秀な方が多いでしょう。
もし依頼する相手が中国語しか話せなかったら、中国人相手に輸入代行のやり取りを責任もってビジネス展開できると言える方は少ないはずです。
なので、かたことでも日本語の話せる方と取引しましょう。
また、ビジネスに徹している以上他の付き合いもないので、スピードも速いです。
ネットスキルも高いので、安心して任せることができます。
「商品リサーチをお願いしても2週間返事が来ない」
「発注してから商品が届くのに一か月以上かかった」
などでは、中国輸入ビジネスにも支障が出てしまいます。
なので、理想としては即日返答が来るような、レスポンスの早い代行業者や現地パートナーを選ぶようにしましょう。
レスポンスが早いだけで、今まで3週間近くかかっていた商品も10日間ほどに縮めることができます。
それだけレスポンスの速さは重要なのです。
レスポンスの速さは資金繰りにも大きく影響してくるので、あまりに遅い場合は代行業者や現地パートナーの変更を検討しましょう。
この点に関しては非常に難しいのですが、代行業者や現地パートナーを選ぶ際は、検品を日本の基準をやってくれるのか? という点が重要になります。
商品は中国の工場で生産されますが、現地の労働者は「世界一厳しいと言う日本人の品質基準」を持っているわけではありません。
もし、日本の基準んを知らなければ中国の基準で検品されてしまうでしょう。
中国の検品の基準は、箱が多少凹んでいたり商品に少しくらい傷があっても、使えれば検品を通過してしまいます。
なので、もちろん不良品も交じってきてしまう可能性が高くなります。
それらをいかに代行会社や現地パートナーが、日本に発送する前にはじいてくれるかが非常に重要なポイントです。
日本に住んでいた方の場合は、日本人の感覚を理解している場合が多いです。
なのでなるべく日本に住んでいたことのある人材を選ぶと良いですね。
理想は中国人でも「日本に住んでいたことがある」ような人が検品にかかわってくれていると安心です。
できれば現地パートナーと契約する場合は、一度中国に行って会った方がお互いのためにも良いでしょう。
中国輸入代行の手数料については、会社や個人によってかなり変わってきます。
単純に安ければいいというわけではなく、どこまでやってくれるか?に着目しましょう。
相場としては、商品代金の5~10%程度の手数料となります。
代行業者の場合、あまりにも安すぎる場合は怪しいのでよく確認してから契約するようにしましょう。
また、為替に関しては商品代金に+1元が一般的です。
商品代金に+3元とか4元と言ってくる業者はあまり信用できないと言えます。
他の料金については、検品の仕方などサービス内容によって金額が変わってくるので、事前に確認するようにしておきましょう。
中国輸入代行業者と現地パートナーどちらを選ぶべき?について、それぞれのメリット・デメリットを比較していきました。
デメリットについても理解することで、依頼して失敗するリスクも減らせます。
中国輸入初心者の方は、まずは代行業者を使うのがおすすめですが、どちらにも良いところがあるので、あなたの中国輸入ビジネスのスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
代行業者や現地パートナーの存在は、中国輸入で稼ぐためには無くてはならない存在です。
しっかりと比較・検討し、理解した上で使うようにしましょう。
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