近年では、個人でも海外から簡単に仕入れを行えるサイトが増えてきました。
中国輸入では、タオバオやアリエクスプレス、アリババなどを利用する人が多いでしょう。
このように簡単に仕入れが行えるサイトの特徴として、クレジットカード決済が可能であることが挙げられます。
また、翻訳機能を使えば英語や中国語でコミュニケーションが取れるので、昔よりはるかに仕入れが楽になったのです。
タオバオ仕入れの魅力は、中国輸入の主な仕入れ先であるタオバオやアリエクスプレスよりも、安く仕入れられる点にあります。
アリババはメーカや工場直営店なので、その分安く販売されているというわけです。
アリババには中国本土のサイトと海外用のサイトの2つがありますが、販売されている商品の種類や数が全く違うので、阿里巴巴1688.com(中国本土用)を使うのがおすすめです。
こちらでは、中国輸入でアリババから仕入れる方法を解説していきます。
アリババは1999年に創設した、世界を代表するインターネット上の国際BtoBプラットフォームサービスです。
世界のバイヤーとサプライヤーを繋ぐオンラインビジネスをサポートしており、世界70以上の都市に事業所があります。
世界最大のショッピング通販サイトとして、多様多種の商品が出品されており、月間ユーザー数は7憶2100万人(2019年データ)と大規模です。
また、アリババの特徴であるBtoB取引という事で、タオバオやアリエクスプレスよりも安く仕入れる事が出来ます。
その分一度に仕入れなければならないロット数は増えますが、利益率アップを狙えるでしょう。
アリババ仕入のメリットについてもう少し詳しく見ていきたいと思います。
タオバオなどはCtoC向けのサイトになっていますが、アリババの場合は大ロット仕入れが可能なBtoC向けの要素が強いです。
なので、価格が低く商品点数が多いのが魅力と言えます。
中国輸入でアリババ仕入れを行うメリットについて、詳しく見てみましょう。
前述したように、アリババは他の中国ECサイトより安く仕入が行える傾向にあります。
アリババで販売されている商品は、タオバオやアリエクスプレス、eBayなどで販売されている事がほとんどですが、それらよりも2、3割安く仕入れられるでしょう。
これは、アリババではメーカーや工場から直接買い付けできるからで、中国輸入で大切な「いかに安くしいれられるか」という点でも大きなメリットになります。
アリババは他の中国ECサイトに比べて高品質だと言えます。
あくまでも「値段に相応する品質」になりますが、明らかに販売できないような粗悪品は少ないです。
また、多くの商品に1年保証が付いているので、もし初期不良やユーザーからクレームが入ったような商品は、返品交換が可能です。
中国輸入の不良品について詳しく知りたい方は、中国輸入で不良品や返品を極力減らすには?【対策方法を解説します】の記事を読んでください。
アリババでは信頼できる中国輸入代行業者を利用する事で、簡単に仕入が行えるようになります。
輸入代行業者に仕入代行を依頼する際は、
を伝えるだけでOKです。
輸入代行業者は日本語対応しているので、英語や中国語が出来なくても安心ですね。
単価(ロット数)の交渉なども代行業者に任せることができます。
また、希望の条件にマッチした商品があると仕入れて自宅などに配送してくれます。
流れとしては、
というようになるでしょう。
なお、銀行振替以外の場合、ペイパルに対応している業者もあります。
アリババで商品を購入する前に、まずは会員登録が必要です。
会員登録をする際は、Google翻訳を使うと便利です。
会員登録が済んだら、あとは仕入れる商品をリサーチするのみです。
ここからは、アリババの使用方法を解説します。
会員登録が済んだら、まずは仕入れたい商品を探してみましょう。
他のECサイトと同様に、ページ上に検索窓があるので商品名で検索します。
商品名で検索をする際は、必ず中国語に翻訳してください。
検索で見つかった商品は、下記の情報で並び替えたり絞り込むことができます。
左から順番に、
というようになっています。
アリババは商品数が膨大で種類も豊富なので、ソートを活用して探しやすくすると良いでしょう。
続いて、仕入れたい商品の詳細ページを確認していきます。
検索結果をクリックすると商品ページに飛ぶので、金額や最低ロット数を見てみましょう。
赤枠で囲った箇所は、上から順に
となっています。
アリババにある商品のほとんどには、最低ロット数が設けられており、商品によっては最小ロット数は20個前後からの場合もあります。
交渉次第では、ロット数を下げてもらい仕入れを行う事も可能です。
なので、仕入れを行う前段階で、販売実績リサーチを徹底する事が大切ですね。
また、このロット数問題の解決策として、他のサイトと組み合わせて仕入を行うという方法があります。
この場合、
というような流れになり、商品の売れ行きを確認した後に大ロット仕入れを行うので、最小限のリスクに抑えられます。
どの商品においてもまずは少量から仕入れ、品質や売れ行きを確かめておくと安心です。
それではさっそくアリババで商品を購入してみましょう。
アリババ仕入のおおまかな流れは、以下のようになります。
アリババでは日本語検索や英語検索も可能ですが、中国語が一番ヒットしやすいです。
もしヒットしない場合は、言語をGoogle翻訳で変えて検索してください。
商品リサーチは中国輸入の作業の中でも最も重要な作業と言えるので、慎重に作業し様々な角度からリサーチしましょう。
実は、アリババの商品価格に書いてある価格は、あくまでも目安です。
なので、記載されている価格を鵜呑みにして仕入れてしまわないように気を付けましょう。
本来の価格を知るためには以下のポイントを確認する必要があります。
・FOB価格:価格の目安(納期やロット数で変化)
・最小ロット数:最低発注数(あくまでメーカー希望のため、交渉次第では変更可能)
・納期:OEMした場合の納期
・サプライヤーの対応能力:返信率と平均対応時間(返信率70%以上、平均対応時間24時間が目安)
これらを確認して納得できる内容であれば、後はお問い合わせフォームからコンタクトを取りましょう。
もし内容に納得がいかない場合は、商品のロット数や価格の交渉を行います。
お問い合わせフォームから希望数量や価格を入力できるので、具体的に交渉を進めていきましょう。
しばらくすると返信がくるので、お互い納得のいくように話し合ってください。
なお、この部分は中国輸入代行業者に任せてしまった方がスムーズです。
商品代金の支払いはアリババ内で完結する事が可能です。
アリババで選択可能な支払方法は、
の2パターンです。
前述したようにアリババはサポート体制がしっかりしているので、もし問い合わせの内容に相違があった場合は、返金保証が受けられます。
なので、保証が過ぎて泣き寝入りする事のないように、商品が届いたらすぐに検品し動作確認をしましょう。
アリババ仕入を行う場合は、基本的に中国輸入代行業者を挟んで輸入する事になります。
代行業者によっては順序が多少異なるかもしれませんが、中国輸入代行業者を利用したアリババ仕入の流れは主に以下のようになります。
まずは仕入れたい商品を探し、代行業者にリンクを送ります。
代行業者によっては、記入用のシートを用意している場合もあるでしょう。
代行業者に仕入れのオーダーを行う際は、商品のリンク以外に以下の情報を伝えます。
なので、まずはこれらの基本情報をしっかりとメモしておくようにしましょう。
数量については自分が仕入れたい数を書くのですが、初心者の方や初めてその商品を仕入れるという場合は、少なめにしておいた方が良いです。
また、中には輸入禁止品や規制品、Amazonで出品禁止されている商品などもあるので、必ずチェックするようにしましょう。
代行業者に商品の基本情報を送ると、あなたの代わりに代行業者が売り手と連絡をとり、在庫確認や価格交渉を行ってくれます。
問題がなければそのまま仕入れを行い、欠品や何か問題があった場合は依頼者側が対応をする必要があります。
商品の仕入れが確定した後は、代行業者が売り手に購入数や価格などを再確認し、その後請求書(見積もり)が送られてきます。
代行業者を仲介してアリババ仕入を行う場合は、代行業者に手数料と商品代金を支払います。
基本的には請求書に記載された金額をそのまま支払います。
アリババで売り手に直接支払いを行う場合は支払方法に困る事がありますが、代行業者に支払う場合はほとんどの場合、銀行振り込みやpaypalに対応しているので安心です。
ただし、銀行振り込みの場合は、代行会社の銀行が日本の銀行か海外の銀行かで手数料が大きく異なるため注意が必要です。
海外の銀行となると、手数料だけで数千円かかる事もあるのでしっかり事前に調べておきましょう。
クレジットカードを使って仕入を行いたい場合はpaypalで支払うと良いでしょう。
paypalの場合は、手数料が取引額の4%ほどかかってきます。
代行業者側で支払が確認できると、商品を購入したり生産の依頼をするといった手続きに入ります。
代行業者の倉庫に商品が届いた後は、検品が行われます。
検品にて問題がなければ日本へ発送手続きをします。
FBA倉庫への直送に対応している代行業者であれば、FBAラベルの貼り付けや梱包までも行ってくれます。
アリババでは日本に直送する輸送方法が用意されていないので、商品の購入までは自分で行うにしても、仲介役となる中国輸入代行業者が必須となるでしょう。
アリババでトラブルに巻き込まれないためにも、まずはサンプル仕入れを行う事が大切です。
もし最初から大ロットで仕入れて、不良品が多かったり品質が悪いと、大損害を生んでしまう可能性があります。
品質は高いと言われているアリババですが、中国輸入にはトラブルがつきものなので十分に注意が必要です。
なので、まずは低リスクである小ロット仕入れ・サンプル仕入れを行ってください。
中国輸入商品と言えば、あまりいいイメージがないかもしれません。
こんなイメージを持っている方は多いでしょう。
しかしビジネスを行うものにとって、中国輸入製品のメリットはなによりも安い事です。
近年では中国輸入製品のクオリティも上がっているので、不良品や粗悪品は減ってきました。
こうなってくると、問題になるのが「偽物の多さ」です。
中国製品は偽物がとても多く、日本の法律では偽物の輸入が禁止されています。
最近では、日本でOEMされた商品のコピー品をそのまま出品している中国業者も増えているので、気を付けなければなりません。
また、Amazonでは中国のブランド名がそのまま利用された商品が出回っていますが、そのままのブランド名が入っている商品は販売にリスクがあります。
最悪の場合、Amazonのアカウントが停止する可能性があるので、キャラクターやブランド名の書かれている商品は仕入れないようにするのが無難です。
また、日本では輸入が禁止されている商品や、Amazonで出品が禁止されている商品、規制がある商品などもあるので注意が必要です。
中国のメーカーなどは日本の法律に知識がない場合が多いので販売してきますが、購入したり販売するのは違法になります。
貿易にはたくさんのルールがあるので事前に確認しておき、大きなトラブルに繋がらないよう気を付けましょう。
詐欺師の数は最近では減ってきましたが、それでもまだ存在します。
詐欺師の手口は、販売業者を装って他のサプライヤーよりも安価で取引を提案し、
購入者にマネーグラムやウエスタンユニオンなどで現金を送金させて、その後音信不通になるという内容です。
現金送金をさせてくるような仕入代行業者は殆ど詐欺師なので、取引しないように気を付けましょう。
もし少しでも不信感を覚えたら、取引しないほうが良いでしょう。
アリババには著作権を侵害するような商品も紛れています。
日本ではこのような商品の販売が禁止されているので、販売すると違法となり処罰を受ける可能性があります。
注意したいのが「著作権侵害と知らなかったけど仕入れてしまった」というパターンです。
悪意はないものの実は著作権を侵害していた、という場合も同じように処罰を受ける事になります。
特に偽ブランド品やキャラグッズを扱うと、場合によっては法的に裁かれる可能性もあるのでリサーチ時にしっかり確認してください。
中国輸入でアリババから仕入れる方法を解説しました。
アリババ中国輸入でも基本の仕入れサイトなので、しっかりマスターしておきましょう。
ロット数によっては、アリババ以外のタオバオやアリエクスプレスの方がお得に仕入れられる場合もあるので、上手く組み合わせて活用してください。
もしまだアリババを利用したことがないという方は、代行業者に仕入から頼んでも良いでしょう。
この記事を読んで、仕入れ方法をマスターしていただけたら幸いです。
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